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あけまして、おめでとうございます。
さて、例年通り新年の予測記事が、年末年始の雑誌に特集として組まれています。
日経ビジネス編集長『寺山正一』氏はその冒頭で次のように述べています。
金融資本主義の暴走が招いた「通貨の堕落」は、とどまるところを知らず、世界は恐慌の一歩手前で立ちすくんでいるかに映る。
対象を20カ国・地域に広げた緊急首脳会合(金融サミット)は、金融・経済の安定化に向けて「あらゆる追加措置を検討する」姿勢を打ち出しているものの、市場の動乱と実体経済の落ち込みには歯止めがかかっていない。
2009年は米国が世界経済の基軸を担ってきた平和と安定の時代が終焉を告げた転機の年として、1929年と並んで歴史に刻まれるのか。
混迷の時代がしばらく続くことは避けられそうにない。
しかし、米主導の金融資本主義に代わり、新興国まで含めた世界各国が協調し、市場の暴走を制御する「資本主義維新」が、水面下で進んでいることを見逃してはならない。
幾度もの苦難を乗り越えてきた日本企業には、混迷期を生きぬく潜在力が既に備わっている。
以上です。
2009年がどういう年になるかは解りませんが、ほとんどの人は悲観的にとらえているのではないでしょうか。
私自身も今回の金融危機は簡単には解決しないと思っています。
しかし、ただ「大変だ。大変だ」と騒いでみても何も始まりません。こういう時は、市場が何を求めているかをじっくりと考えるチャンスともいえるのではないでしょうか。
例えば、ユニクロを展開しているファーストリテイリングがなぜ一人勝ちといわれているのでしょうか?値段とブランド力等が消費者の価値観と一致したから快進撃を続けているのだと思います。このように、自社を取り巻く環境・市場を冷静に分析し、それにどう対応するかが見えたとき次への大きなステップを踏み出すことが出来ます。
竹が節を作りながら上に伸びていくように、しっかりとした節を作り、来たるべき成長に備える年にしたいものです
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